こんな症状が出ていませんか?
Windows 11を使用中に、突然こんな画面が表示されていませんか?
- 「Your device ran into a problem and needs to restart」と表示される
- 「Stop code: SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED」と書いてある
- 「What failed: ndis.sys」と表示されている
- 再起動しても数分で再びブルースクリーンになる
- ネットワーク接続時やVPN使用時に頻発する
これはネットワークドライバに起因するブルースクリーン(BSOD)エラーです。
この記事では、ndis.sysブルースクリーンの原因と、実際に解決できる対処法を優先度順に解説します。
ndis.sysはネットワーク関連のシステムファイルです。ドライバの問題が原因のことがほとんどなので、落ち着いて対処しましょう💡
ndis.sysとは?エラーの正体を解説
まず、エラー画面に表示されている内容を整理します。
エラー画面の読み方
| 表示内容 | 意味 |
|---|---|
| SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED | システムが処理できない例外エラーが発生した |
| ndis.sys | エラーを起こしたファイル(ネットワークドライバ) |
| 0x7E | エラーコード(例外処理の失敗) |
ndis.sysとは
ndis.sysは「Network Driver Interface Specification」の略で、Windowsのネットワーク通信を担うシステムファイルです。Wi-Fiアダプターや有線LANアダプターなど、すべてのネットワーク機器とWindows間の通信を仲介しています。
このファイルは通常「C:\Windows\System32\drivers」フォルダに存在するMicrosoft製の正規ファイルです。ndis.sys自体が壊れているのではなく、ネットワークドライバとの間で問題が発生しているケースがほとんどです。
「ndis.sys」と表示されると不安になりますが、ファイル自体を削除したり無効化してはいけません。Windowsの動作に必須のファイルです⚠️
ndis.sysブルースクリーンの主な原因
ndis.sysが原因のブルースクリーンは、以下のような原因で発生します。
原因の一覧
| 原因 | 具体例 | 発生頻度 |
|---|---|---|
| ネットワークドライバの不具合 | ドライバが古い・破損・Windows 11と非互換 | 非常に高い |
| Windows Updateとの競合 | 更新後にドライバとの互換性が崩れる | 高い |
| VPN・仮想ネットワークソフトとの競合 | OpenVPN、VirtualBoxの仮想NIC等 | 高い |
| システムファイルの破損 | Windows標準ファイルが壊れている | 中程度 |
| セキュリティソフトとの競合 | 広告ブロッカー、ファイアウォール系ソフト | 中程度 |
| ハードウェアの故障 | ネットワークカード自体の故障 | 低い |
最も多い原因は「ネットワークドライバの不具合」です。まずはドライバの対処から始めましょう🔧
対処法1:セーフモードで起動する(最優先)
ブルースクリーンが頻発してWindowsが正常に起動できない場合、まずセーフモードで起動する必要があります。セーフモードでは最小限のドライバのみで起動するため、ndis.sys関連のエラーが発生しません。
セーフモードの起動手順
方法A:設定画面から起動する場合(Windowsが起動できる場合)
- 「設定」を開く
- 左メニューから「システム」を選択
- 「回復」をクリック
- 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
- 「トラブルシューティング」を選択
- 「詳細オプション」を選択
- 「スタートアップ設定」を選択
- 「再起動」をクリック
- 再起動後、F5キーを押して「セーフモードとネットワーク」で起動
方法B:強制的にセーフモードに入る場合(Windowsが起動できない場合)
- 電源ボタンでPCを強制的にオフにする
- 電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたら電源ボタンを長押しして強制オフ
- この操作を3回繰り返す
- 「自動修復」画面が表示される
- 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」
- F5キーを押して「セーフモードとネットワーク」で起動
セーフモードに入れたら、以下の対処法2〜6を順番に試してください。セーフモードでブルースクリーンが出なければ、ドライバが原因の可能性が高いです✅
対処法2:ネットワークドライバの更新・ロールバック
ndis.sysブルースクリーンの最も効果的な対処法です。ドライバの更新またはロールバック(前のバージョンに戻す)を試します。
ドライバを更新する手順
- スタートボタンを右クリック → 「デバイスマネージャー」を選択
- 「ネットワークアダプター」を展開する
- 使用しているネットワークアダプター(Wi-FiまたはEthernet)を右クリック
- 「ドライバーの更新」をクリック
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
- 更新が見つかったらインストールし、PCを再起動
ドライバをロールバックする手順
ドライバ更新後にブルースクリーンが発生するようになった場合は、ロールバックが有効です。
- デバイスマネージャーでネットワークアダプターを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「ドライバー」タブを開く
- 「ドライバーを元に戻す」をクリック(グレーアウトしている場合はロールバック不可)
- 理由を選択して「はい」をクリック
- PCを再起動
ドライバを完全に再インストールする手順
更新もロールバックもうまくいかない場合は、ドライバの再インストールを試します。
- デバイスマネージャーでネットワークアダプターを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
- PCを再起動(Windowsが自動的にドライバを再インストールします)
より確実なのは、PCメーカーまたはネットワークアダプターメーカーの公式サイトから最新ドライバをダウンロードして手動インストールする方法です🎯
対処法3:VPN・仮想ネットワークソフトの確認
VPNソフトや仮想マシンソフト(VirtualBox、VMware等)をインストールしている場合、それらが作成する仮想ネットワークアダプターがndis.sysと競合してブルースクリーンを引き起こすことがあります。
確認すべきソフトウェア
- VPNソフト(OpenVPN、Cisco Secure Client、SoftEther VPN等)
- 仮想マシンソフト(VirtualBox、VMware、Hyper-V)
- 広告ブロッカー(AdGuard等のネットワークフィルタリング型)
- ネットワーク監視・セキュリティソフト
対処手順
- セーフモードで起動
- 「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」を開く
- 各ネットワークアダプターを右クリック →「プロパティ」
- VPNやセキュリティソフトが追加したプロトコル(SIMATIC、TAP-Windows等)のチェックを外す
- PCを再起動して症状が改善するか確認
特定のソフトが原因だと判明した場合は、そのソフトのアップデートまたはアンインストールを検討してください。
VPN接続時にだけブルースクリーンが発生する場合は、この対処法が特に有効です。有線LANに切り替えて改善するかも確認してみてください🔌
対処法4:システムファイルの修復
Windowsのシステムファイルが破損している場合も、ndis.sysのブルースクリーンが発生します。SFC(システムファイルチェッカー)とDISMコマンドで修復を試みます。
SFCコマンドの実行手順
- スタートボタンを右クリック → 「ターミナル(管理者)」を選択
- 以下のコマンドを入力してEnter
sfc /scannow
- スキャンが完了するまで待つ(10〜30分程度)
- 完了後、結果を確認する
DISMコマンドの実行手順
SFCで修復できなかった場合は、DISMコマンドを実行してからSFCを再実行します。
- ターミナル(管理者)で以下のコマンドを順番に実行
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了後、再度 sfc /scannow を実行
- PCを再起動
DISMはインターネット接続が必要です。セーフモードで実行する場合は「セーフモードとネットワーク」で起動してください📡
対処法5:Windows Updateの確認
Windows Updateで最新の修正プログラムが配信されている場合があります。特にWindows Update適用後にブルースクリーンが発生するようになった場合は、さらに新しい更新で問題が修正されていることがあります。
Windows Updateの確認手順
- 「設定」を開く
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 利用可能な更新があればインストール
- 「詳細オプション」→「オプションの更新」も確認し、ドライバ更新があればインストール
- PCを再起動
最近のWindows Updateが原因の場合
直近のWindows Updateが原因と思われる場合は、更新プログラムをアンインストールすることもできます。
- 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」
- 「更新プログラムをアンインストールする」をクリック
- 直近のKB番号の更新を選択して「アンインストール」
- PCを再起動して症状が改善するか確認
企業環境ではWSUSやIntuneで配信管理されていることがあります。更新プログラムのアンインストールはIT部門に確認してから行ってください📋
対処法6:システムの復元
上記の対処法で改善しない場合、システムの復元を使って、ブルースクリーンが発生する前の状態に戻すことができます。
システムの復元手順
- Windowsの検索バーで「復元ポイントの作成」と検索して開く
- 「システムの復元」ボタンをクリック
- 「別の復元ポイントを選択する」を選んで「次へ」
- ブルースクリーンが発生する前の日付の復元ポイントを選択
- 「次へ」→「完了」をクリック
- PCが自動的に再起動し、復元が実行される
注意:復元ポイントが作成されていない場合、この方法は使用できません。復元を実行しても個人ファイル(ドキュメントや写真など)は削除されませんが、復元ポイント以降にインストールしたアプリは削除されます。
復元前に重要なファイルのバックアップを取っておくと安心です。外付けHDDやクラウドストレージに保存しておきましょう💾
それでも解決しない場合
上記の対処法をすべて試しても改善しない場合は、以下の方法を検討してください。
ハードウェアの確認
ネットワークカード自体が故障している可能性があります。USB接続のWi-Fiアダプターを使用している場合は別のUSBポートに接続する、または別のアダプターで試してみてください。内蔵のWi-Fiカードの場合は、有線LAN接続に切り替えて症状が出るか確認します。
Windowsのリセット(最終手段)
どうしても解決しない場合は、Windowsの初期化(個人ファイルを保持した状態でのリセット)を検討します。
- 「設定」→「システム」→「回復」
- 「PCをリセットする」をクリック
- 「個人用ファイルを保持する」を選択
重要:リセット前に必ず重要なデータのバックアップを取ってください。
業務用PCの場合はリセットの前にIT部門やメーカーサポートに相談することをおすすめします。データ消失のリスクがあります🏢
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エラー名 | SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED |
| 原因ファイル | ndis.sys(ネットワークドライバインターフェース) |
| 最も多い原因 | ネットワークドライバの不具合・互換性問題 |
| 対処法1 | セーフモードで起動 |
| 対処法2 | ネットワークドライバの更新・ロールバック・再インストール |
| 対処法3 | VPN・仮想ネットワークソフトの確認 |
| 対処法4 | SFC / DISMでシステムファイル修復 |
| 対処法5 | Windows Updateの確認・アンインストール |
| 対処法6 | システムの復元 |
| 最終手段 | ハードウェア確認・Windowsリセット |
対処の流れ:
① セーフモードで起動
↓
② ネットワークドライバの更新 or ロールバック
↓(改善しない場合)
③ VPN・仮想ネットワークソフトの確認
↓(改善しない場合)
④ SFC / DISMでシステムファイル修復
↓(改善しない場合)
⑤ Windows Updateの確認
↓(改善しない場合)
⑥ システムの復元
↓(改善しない場合)
⑦ ハードウェア確認 / Windowsリセット
ndis.sysのブルースクリーンは、ネットワークドライバの更新または再インストールで解決するケースが大半です。
まずはセーフモードで起動し、デバイスマネージャーからネットワークドライバを確認してください。PCメーカーやネットワークアダプターメーカーの公式サイトから最新ドライバをダウンロードして適用するのが最も確実な方法です。
ブルースクリーンは焦りますが、ndis.sysの場合はドライバ対処で直ることがほとんどです。順番に試していきましょう🎉


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