こんな症状が出ていませんか?
2025年10月または11月のWindows Update適用後、こんな症状が出ていませんか?
- 「VPN接続中にシステムにアクセスできない」
- 「No route to hostというエラーが出る」
- 「Linux開発環境からネットワークに繋がらない」
- 「仮想デスクトップのアプリが起動しない」
- 「RemoteAppが使えなくなった」
これらの症状は、2025年10月以降のWindows Updateで発生していた不具合です。
しかし、2026年1月13日に配信されたKB5074109でこれらの問題が修正されました。
この記事では、修正された問題の内容と、更新方法を解説します。
VPN・リモート接続の問題で困っていた方は、早めにこの更新を適用しましょう✨
KB5074109で修正された主な問題
2026年1月13日に配信されたKB5074109では、主に以下の2つのネットワーク関連問題が修正されました。
修正された問題の一覧
| 問題 | 影響範囲 | 発生時期 |
|---|---|---|
| Linux開発環境のVPN接続エラー | 開発者・エンジニア | 2025年10月以降 |
| 仮想デスクトップのアプリ起動失敗 | 仮想デスクトップ利用企業 | 2025年11月以降 |
| NPU搭載デバイスの電源問題 | 最新PCユーザー | 不明 |
| セキュリティソフトの誤検知 | 全ユーザー | 不明 |
修正内容1:Linux開発環境のVPN接続エラー
どんな症状だったか
Windows上のLinux開発環境(Windows Subsystem for Linux)を使用している場合、VPN接続中に以下の症状が発生していました。
- 「No route to host」というエラーメッセージが表示される
- GitHubなどの外部サービスにアクセスできない
- 社内システムに接続できない
- VPNを切断すると正常に接続できる
影響を受けていた環境
- Linux開発環境でミラーネットワークモードを使用
- VPN接続を使用(特にCisco Secure Client、OpenVPN等)
- KB5067036(2025年10月配信)以降の更新を適用済み
原因
VPNアプリケーションの仮想ネットワークインターフェースがARP要求(ネットワーク上のアドレス解決処理)に応答しなかったことが原因です。
KB5074109での修正
この問題はKB5074109で修正されました。更新適用後は、VPN接続中でもLinux開発環境から正常にネットワークアクセスできるようになります。
開発部門から「VPN経由で作業できない」という問い合わせが来ていた場合は、この更新で解決します🎯
修正内容2:仮想デスクトップのアプリ起動失敗
どんな症状だったか
Azure Virtual Desktop(仮想デスクトップ環境)を使用している場合、以下の症状が発生していました。
- RemoteApp(個別アプリケーション)が起動しない
- 接続はできるが、アプリケーションが表示されない
- エラーメッセージが表示される
影響を受けていた環境
- Azure Virtual Desktopを使用している企業
- RemoteApp機能を利用している
- KB5070311(2025年11月配信)以降の更新を適用済み
KB5074109での修正
この問題もKB5074109で修正されました。更新適用後は、RemoteAppが正常に起動するようになります。
仮想デスクトップを導入している企業では、この問題で業務が止まっていたケースもあったようです💼
その他の修正内容
KB5074109では、上記の2つの主要問題以外にも、以下の問題が修正されています。
NPU搭載デバイスの電源問題
NPU(Neural Processing Unit:AI処理専用チップ)を搭載した最新PCで、アイドル状態でも電源が切れない問題が修正されました。バッテリー持続時間が改善される可能性があります。
セキュリティソフトの誤検知問題
Windowsのコアコンポーネント「WinSqlite3.dll」が一部のセキュリティソフトで脆弱性として検知される問題が修正されました。
セキュリティソフトが「脆弱性を検出しました」と表示していた場合、この更新で警告が消える可能性があります🛡️
KB5074109の更新方法
KB5074109は、Windows Updateで自動的に配信されます。
更新の確認手順
- 設定を開く
- Windows Updateをクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- KB5074109が表示されたら「ダウンロードしてインストール」をクリック
- インストール完了後、PCを再起動
適用されたか確認する方法
- 設定 → Windows Update → 更新履歴
- 「KB5074109」があることを確認
- ビルド番号が「26100.7623」または「26200.7623」になっていることを確認
企業環境では、WSUSやIntuneで配信管理している場合もあります。IT部門に確認してください📋
注意:新たな既知の問題
KB5074109では、1つの既知の問題が継続しています。
パスワードアイコンが表示されない問題
ロック画面のサインインオプションで、パスワードのアイコンが表示されない場合があります。
症状:
- パスワードアイコンが見えない
- マウスを乗せるとボタンは機能する
- パスワード入力自体は可能
影響範囲:
主に企業管理されたPCで発生。個人用PCではほとんど発生しません。
対処法:
Microsoftが提供するグループポリシーを適用することで解決できます。IT管理者は以下のページから対応用グループポリシーをダウンロードできます。
- Windows 11 24H2, Windows 11 25H2 and Windows Server 2025 KB5072033 251202_18051 Known Issue Rollback
この問題は前回(KB5072033)から継続しているものです。今後の更新で修正される見込みです⚠️
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まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 更新プログラム | KB5074109(2026年1月13日配信) |
| 対象バージョン | Windows 11 24H2、25H2 |
| ビルド番号 | 26100.7623、26200.7623 |
| 修正内容1 | Linux開発環境のVPN接続エラー |
| 修正内容2 | 仮想デスクトップのアプリ起動失敗 |
| 修正内容3 | NPU搭載デバイスの電源問題 |
| 修正内容4 | セキュリティソフトの誤検知 |
| 既知の問題 | パスワードアイコン表示問題(継続中) |
対応の流れ:
① 該当する症状が発生しているか確認
↓
② Windows UpdateでKB5074109を確認
↓
③ ダウンロードしてインストール
↓
④ PC再起動
↓
⑤ 症状が解消されたか確認
KB5074109では、VPN接続やリモートデスクトップ関連の重要な問題が修正されました。
特にLinux開発環境を使用している開発者や、仮想デスクトップを導入している企業では、業務に直結する修正内容です。該当する症状が出ていた場合は、早めにこの更新を適用しましょう。
VPN・リモート接続の問題は業務への影響が大きいので、修正されて良かったですね🎉




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