はじめに
社内SEとして、私は東京と地方の両方で勤務した経験があります。業務内容そのものに大きな違いはありませんが、働く環境や雰囲気、求められるスピード感には確かな差を感じました。本記事では、東京と地方での社内SEとしての違いや、それぞれの企業文化、社風について実体験をもとにご紹介します。
東京と地方、社内SEに違いはあるのか？
基本的な業務は共通している
まず結論から言うと、社内SEとしての仕事内容――システム保守、業務改善、ユーザーサポート、インフラ管理などは、東京でも地方でも基本的には大きく変わりません。業務フローやツールも同様で、やるべきことはどこに行っても共通しています。
異なるのは「空気感」と「スピード感」
東京では、社内外の関係者が多く、プロジェクトの規模も大きいことが多かったです。必然的に関係各所との調整が多くなり、メールや会議の数も多く、「時間に追われる」感覚が強くありました。一方、地方では比較的ゆったりとした空気の中で、落ち着いて業務に取り組める環境でした。
土地と企業文化の関係
地方では地域密着型の企業が多く、社員同士の距離が近くアットホームな雰囲気を感じる場面が多々ありました。東京では外資系企業や大手企業が多いためか、組織の一員としての役割を求められる場面が多く、ドライな印象もありました。
まとめ：違いを知ることで、より柔軟な社内SEに
東京と地方で社内SEを経験したことで、同じ職種でも環境によって求められるスタンスやスピード感が異なることを実感しました。
東京では、人数もプロジェクトの規模も大きく、業務スピードも速いため、スケジュール管理や優先順位づけ、コミュニケーション能力が求められました。突発的な対応や仕様変更も多く、柔軟な思考と体力が必要な環境です。
一方、地方ではじっくり腰を据えて業務改善に取り組むことができ、ユーザーとの関係も近いため、信頼関係を築いたうえでの提案活動が可能でした。スモールスタートで始めた改善が着実に広がっていく感覚を味わえたのも地方ならではだと思います。
結果として、どちらが優れているという話ではなく、環境によって“合う働き方”や“求められるスタンス”が違うだけです。社内SEとして長く働くうえでは、こうした違いを知ったうえで、自分のスタイルや価値観に合った働き方を選ぶことがとても重要だと感じます。
もし転職や異動を考えている方がいれば、「東京だから大変」「地方だから楽」というステレオタイプにとらわれず、自分がどんな環境で力を発揮できるかを見つめ直すきっかけになれば嬉しいです。
東京と地方、どちらにも良さがあります！僕は「小さくはじめる改善活動」は地方で学び、「スピード感ある立ち回り」は東京で磨かれました💻✨
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