はじめに
新しいPCを導入した際、すぐに現場で使えるようにするためには、しっかりとしたキッティング(初期設定)が重要です。社内SEにとって、これを効率的に行う手順を整備しておくことは、納品のスピードとクオリティを左右する重要な要素となります。
この記事では、「すぐに使える」状態を実現するための具体的なキッティングの流れと、現場で役立つポイントをご紹介します。
PCキッティングの全体像
1. 購入から現場投入までの流れ
新品PCを購入してから現場で稼働できるまでには、多くの設定作業が発生します。初期OS設定、セキュリティソフトの導入、業務ソフトのインストール、ドライバ更新、ネットワーク接続など多岐に渡ります。
2. 「1枚の手順書」を作る理由
どのPCでも同じ手順で初期設定できるよう、作業手順を1枚のチェックリストにまとめることを強くおすすめします。これにより作業ミスや漏れを防ぎ、属人化も回避できます。

「いつもの設定、誰かに頼みたい…」と思ったら、手順書の出番です。自分もラクになるし、引き継ぎもスムーズですよ✨
おすすめの手順内容
1. 初期OS設定とローカルアカウント作成
不要なプリインストールアプリを削除し、アカウント名・パスワードを標準化することで、後々の管理がしやすくなります。
2. Windows Update・ドライバ更新
初期状態では多くの更新が保留されていることが多いため、最初にすべての更新を適用しておきましょう。
3. セキュリティソフトと業務アプリのインストール
ウイルス対策ソフトや、会社で使う業務アプリ(Office、ブラウザ、VPNソフトなど)をインストール。これも標準化しておくことで再作業が減ります。
4. ネットワーク設定とプリンタ登録
会社のWi-Fiや固定IP設定がある場合は、ここで事前に登録しておくと納入後の問い合わせが減ります。プリンタのドライバや共用フォルダのマウントも忘れずに。
5. PC名・資産タグ・管理表への記録
最後にPC名をルールに沿って付け、資産台帳へ記録します。設置者や部署情報と紐づけておくと、後々の問い合わせにも対応しやすくなります。

あとで現場から「プリンタが出ないんだけど!」って連絡来ないように、先回りしておきましょう〜📠
まとめ
PCキッティングは「面倒でも、やっておくと後が楽になる」典型例です。1台ごとの作業を標準化・見える化しておくことで、作業効率が上がるだけでなく、トラブル対応の時間も大幅に減らせます。
今後、PCの台数が増えても慌てないように、今のうちに自社用の手順書テンプレートを作っておきましょう!

「すぐ渡してすぐ動くPC」って、現場からの信頼もアップしますよ。地味だけど、こういうところが効くんですよね💻
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