はじめに
ある日突然「ネットが繋がりません!」と社内からの緊急連絡。社内SEにとって避けて通れない、ネットワークトラブル対応。慌てず冷静に、地道に確認していくことが大切です。本記事では、ネットが繋がらないときに社内SEが取るべき行動と確認すべきポイントを紹介します。
ネットが繋がらないとき、まず何をする?
1. 問題の範囲を確認する
「一部のPCだけなのか?全社なのか?」「Wi-Fiだけ?有線も?」といった影響範囲を把握することで、原因の切り分けがぐっと楽になります。最初にユーザーからの声を整理しましょう。
2. ケーブルとハブの状態確認
意外と多いのが、LANケーブルの抜けやハブの電源落ち。現場に足を運んで、実際に物理的な接続を確認することも重要です。リンクランプが点灯しているかもチェックポイント。
3. ネットワーク構成の把握
ネットワーク図があれば、どのセグメントで障害が起きているのか、どこで断線しているのかを判断しやすくなります。構成を可視化しておくことは、トラブル対応の大きな助けになります。
4. ルーター・モデムの再起動
ネット全体が繋がらない場合は、上位機器のルーターやモデムが原因の場合もあります。設定画面にアクセスしてログ確認、または一度電源を切って再起動してみるのも基本対応です。
5. IPアドレスの確認
「IPが振られていない」「APIPAになっている」など、DHCPの設定ミスやアドレスの競合も原因の1つ。コマンドプロンプトで ipconfig
や ping
を使って確認しましょう。
まとめ:社内SEの地道な作業が支える安心
ネットワークトラブルは「派手」ではないけれど、社内の業務を止めかねない重大な問題。確認ポイントをひとつずつ冷静に対応していく力が、社内SEに求められています。事前に構成図を用意しておく、トラブルの記録を残すなどの「地味だけど大切な備え」が、いざというときに威力を発揮します。

ネットが繋がらないと焦りますよね…。でも落ち着いて、一つずつ切り分けていけばきっと大丈夫!私はいつも、物理層から確認するようにしています📶
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