はじめに
「なんでもYESと言うのはよくない」と言われることがあります。しかし、社内SEにとっての“YES”は単なる迎合ではなく、信頼を築くための重要な姿勢でもあります。特に業務改善や課題解決の相談が持ち込まれる場面では、頭ごなしに断るのではなく、いったん受け止める姿勢が求められます。
社内SEの本質は「困りごとの解決役」
社内SEの役割とは、社内の困りごとや非効率をITや仕組みで解決することにあります。「これはシステムで解決できないかな?」という声に対し、「無理です」と即答するのではなく、「まずは話を聞かせてください」と前向きに向き合う姿勢が大切です。
一刀両断は信頼を損なう
相手が善意で持ち込んだ提案や課題に対して、「そんなの無理ですよ」と突き返してしまうと、相談のハードルが上がってしまい、結果として業務改善のチャンスを逃してしまいます。信頼関係の構築において、「NO」を伝えるタイミングや伝え方は非常に重要です。
YESの姿勢がもたらす信頼
1. 「検討してみます」で希望をつなぐ
「できます」と言い切れない場合でも、「一度持ち帰って検討してみます」と伝えることで、相手に対して誠実さと敬意を示すことができます。その上で「こういう理由で今回は難しいです」としっかりと説明すれば、断る場合でも納得感を得やすくなります。
2. YESから始まる建設的な対話
「YES」の姿勢は、相手の意見を尊重することから始まります。その上で、「こうしたほうがもっと良くなるかもしれません」といった提案に発展させれば、双方にとって納得のいく成果を生み出せます。
まとめ
社内SEにとっての「YESマン」は、ただの迎合者ではありません。現場の声を尊重し、解決に向けて寄り添う姿勢を持つことで、信頼される存在になります。「できません」と言うのは簡単ですが、その先の一歩を考えられるSEこそが、これからの時代に求められる存在です。

「まずはYESから」。これ、私の合言葉です。断るのは後でもできます。でも話を聞いて、一緒に考えて、寄り添えるのが“社内SEの強み”だと思うんです😊
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