はじめに
「ひとり情シス」にとって、土日も祝日も関係なくシステムを守るプレッシャーは非常に大きなものです。特に店舗運営に関わる社内SEの場合、営業中はシステムが止まることは許されません。この記事では、不在時でもトラブルに対応できる環境を構築するための工夫を紹介します。
店舗SEに求められる“止めない運用”
常に“稼働していて当たり前”の世界
POSレジ、予約システム、ネットワークなど、店舗の業務はITに大きく依存しています。「動いて当たり前」とされるシステムを維持するのが店舗SEの大きな役割です。
トラブルは休日や夜間に限って起こる?
なぜか問題は、自分がいないとき・連絡が取れないときに限って起こるもの。不在時にも備えた「最低限の対応力」が、現場の安心につながります。
不在時にも回るしくみを作る
1. マニュアルの整備と共有
日常的な対応や設定変更の方法を、手順書・マニュアルとして文書化しておくことで、不在時にも他のスタッフが対応可能になります。場所は社内の共有フォルダやGoogle ドライブに集約し、誰でも探しやすいように分類・命名ルールを徹底しましょう。
2. 定型対応の自動化
Google Apps Script や Zapier などの無料ツールを使って、定期バックアップ、CSV取込、メール通知などの定型処理を自動化するだけでも、対応負荷は大幅に減らせます。
3. 想定トラブルごとの対応チャート
「印刷ができない」「ネットが繋がらない」など、よくあるトラブルごとに、確認項目や代替手段をまとめたフローチャートを用意しておくと、パニックを防げます。
4. 電話対応で伝えるべき“3つのこと”
どうしてもリモートでは解決できない場合、電話で対応をお願いすることになります。その際には次の3つを意識しておきましょう:
- マニュアルがある場所(例:\fileserver\manuals\)
- 見てほしいページやファイル名
- 現地でやるべき操作を一言で伝える
まとめ
ひとり情シスに「完全な休み」は難しいかもしれません。でも、“いなくても回る”環境を構築しておくことで、心の余裕や有給取得にもつながります。まずは一つ、自分がいなくても動く仕組みをつくってみましょう。

「休日こそトラブルが起きるんだよなぁ…」って、すごく分かります。でも、マニュアルと一言メモがあるだけでも、現場の人がすごく助かるんです。自分もラクになるので、絶対やっておくべきですよ〜💡
コメント